戒尺(読み)カイシャク

デジタル大辞泉 「戒尺」の意味・読み・例文・類語

かい‐しゃく【戒尺】

授戒の時に儀式順序を指示するため、また、読経拍子をそろえるために打ち鳴らす道具拍子木の類。

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精選版 日本国語大辞典 「戒尺」の意味・読み・例文・類語

かい‐しゃく【戒尺】

  1. 〘 名詞 〙 仏語仏具の一つ。
  2. 受戒の際、その式を規律するために打ち鳴らす道具。拍子木の類。
    1. [初出の実例]「拍板はかいしゃく也」(出典:虚堂録臆断(1534)宝林)
    2. [その他の文献]〔勅修百丈清規‐沙彌得度〕
  3. 浄土宗で、読経法要に用いる道具。

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