せん【戦】
〘名〙
※文明本節用集(室町中)「国雖
レ大好
レ戦
(セン)必亡 天下雖
レ平忘
レ戦
(セン)必危〔
史記〕」 〔
春秋左伝‐荘公一一年〕
② 競争すること。勝負。
多く他の語と複合して用いる。「
リーグ戦」「
名人戦」など。〔五国対照兵語字書(1881)〕
※医案
類語(1774)五「哭泣失饑因而作
レ戦(〈注〉フルヒカデテ)行歩乏
レ力」
そよ・ぐ【戦】
〘自ガ五(四)〙 風が吹いたりして木の葉などがそよそよと音をたてる。わずかにゆれ動く。また、鹿などが草を分けながら行く。
※
古今(905‐914)
秋上・一七二「昨日こそ早苗取りしかいつのまに稲葉そよぎて秋風の吹く〈よみ人しらず〉」
※林葉集(1178)冬「立田山梢まばらになるままにふかくも鹿のそよぐなるかな」
おののき をののき【戦】
〘名〙 恐れなどでふるえること。戦慄(せんりつ)。
※
不言不語(1895)〈
尾崎紅葉〉四「其御声の震驚
(ヲノノキ)、疑ふべくもあらず、
御心に恐怖
(おそれ)ありと思へば」
そよぎ【戦】
〘名〙 (動詞「そよぐ(戦)」の
連用形の
名詞化) そよぐこと。草などがそよそよと音をたてること。
※俳諧・雑談集(1692)上「まだ
初春の藪のそよぎを、鶯かとも気を付たる所」
おののか・す をののかす【戦】
〘他サ四〙 不安などを与えて恐れさせる。ふるえさせる。
※
有明集(1908)〈
蒲原有明〉浄妙華「唯悪相の魚にのみ暗き心を悸
(ヲノノ)かし」
そよが・す【戦】
〘他サ五(四)〙 風や雨がそよそよと物をゆらす。そよぐようにする。
※
順集(983頃)「荻のはのそよがす風の音たかみ末こすかたはすこしまされり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「戦」の意味・読み・例文・類語
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戦 (ソヨゴ)
学名:Ilex pedunculosa
植物。モチノキ科の常緑低木・小高木
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報