所懐(読み)ショカイ

デジタル大辞泉 「所懐」の意味・読み・例文・類語

しょ‐かい〔‐クワイ〕【所懐】

心に思っている事柄。思うところ。所感。「所懐を述べる」
[類語]感想所感所存思い考え想念思念ねん気持ち感懐胸懐心懐胸中心中しんちゅう心事心情心境感慨万感偶感思考思索一存

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「所懐」の意味・読み・例文・類語

しょ‐かい‥クヮイ【所懐】

  1. 〘 名詞 〙 心に思うところ。思い。感想。所感。
    1. [初出の実例]「詩哥述所懐、有興」(出典実隆公記‐享祿五年(1532)三月二日)
    2. 「私が平生教育に対して抱いて居る所懐の一端を」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)
    3. [その他の文献]〔荘子‐在宥〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「所懐」の読み・字形・画数・意味

【所懐】しよかい(くわい)

心に思うこと。晋・袁宏〔三国名臣序賛〕夫(そ)れ詩の作、自(よ)りて來るり。或いは以て性を吟詠し、或いは以て顯功をす。大旨同歸と雖も、託する或いは乖(そむ)く。~故に復(ま)た懷を序し、以て之れが讚を爲すと云ふ。

字通「所」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android