所望(読み)ショモウ

デジタル大辞泉 「所望」の意味・読み・例文・類語

しょ‐もう〔‐マウ〕【所望】

[名](スル)ある物がほしい、またこうしてほしいと、望むこと。「茶を一杯所望する」
[類語]希望切望切願熱望熱願要望注文望む欲する願うこいねが求める要求要請請求迫る頼む請う仰ぐ懇請懇望こんもうするちょうする催告せがむせびるねだる強要強請請託依頼懇願ゆすり請い求めリクエストアンコール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「所望」の意味・読み・例文・類語

しょ‐もう‥マウ【所望】

  1. 〘 名詞 〙 ある物を手に入れたい、ある事をしてほしいなどとのぞむこと。のぞみ。ねがい。注文。
    1. [初出の実例]「所望之事成敗難計」(出典明衡往来(11C中か)上本)
    2. 「花冷の汁のあつきを所望かな」(出典:虚子俳句集(1935)〈高浜虚子〉昭和六年四月)
    3. [その他の文献]〔資治通鑑‐巻六五〕

そ‐もう‥マウ【所望】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そ」は「所」の漢音 ) 望み願うこと。希望すること。しょもう。
    1. [初出の実例]「法性寺殿はわが親なれば、流刑のなきこそそまうの事とをもはれたりけるにや」(出典:愚管抄(1220)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「所望」の読み・字形・画数・意味

【所望】しよもう(まう)

望む。唐・白居易〔済法師に与ふる書〕今經典の、未だ其の義を(さと)らざるり。~(つつし)んで報を佇(ま)つ。~、佛無上の大を以て一切衆生(しめ)されんことを。

字通「所」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android