手が掛かる(読み)てがかかる

精選版 日本国語大辞典 「手が掛かる」の意味・読み・例文・類語

て【手】 が 掛(か)かる

① 情交関係ができる。手が付く。
※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)樊酈滕灌第一一「父の手(テ)がかかりたやうなものと姦したぞ」
手数がいる。世話がやける。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「第一まア手がかからねへで、貧乏人には能利方だ」

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デジタル大辞泉 「手が掛かる」の意味・読み・例文・類語

か・る

手数を必要とする。世話がやける。「幼い子供に―・る」
手でつかんだ状態になる。「刀のつかに―・る」
[類語]てこずる苦労困る弱る参るきゅうするこうずる苦しむ困り果てる困りきる困りぬく困却する往生おうじょうする難儀する難渋なんじゅうする閉口する困惑する当惑する途方に暮れる手を焼く手に余る持て余す手に負えない手が付けられない世話が焼ける始末に負えない始末が悪い・どうにもならない・如何ともしがたい・度し難い

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