手っ取り早い(読み)テットリバヤイ

デジタル大辞泉 「手っ取り早い」の意味・読み・例文・類語

てっとり‐ばや・い【手っ取り早い】

[形]
てきぱきしている。すばやい。「仕事を―・くかたづける」
手間がかからない。はやみちだ。簡単だ。「―・く金をめる方法」
[類語]安易平易軽易手軽てがるらく容易たやすやさしい平たいちょろい簡単容易簡略簡易あっさりやすい手軽い造作ないわけないくみやす楽楽易易いい易易やすやす軽い・軽く・悠悠難無く苦もなく生易しいイージー朝飯前楽勝お茶の子お茶の子さいさい河童かっぱたなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げむざむざ軽軽かるがる無造作手も無く見す見すまんまと物ともせずすんなりすいすい首尾良くちょいちょいちょちょいのちょい

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精選版 日本国語大辞典 「手っ取り早い」の意味・読み・例文・類語

てっとり‐ばや・い【手取早】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
  2. やり方がすばやい。敏捷である。
    1. [初出の実例]「四郎心得てっとり早く、畳をてうどはね退くれば」(出典:浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)九)
  3. 手みじかで簡単である。手間がかからない。
    1. [初出の実例]「お前様なら間違も無からうし、手取疾(テットリバヤ)く訳も分るだらうと思ったから」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉五)

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