手に付かない(読み)てにつかない

精選版 日本国語大辞典 「手に付かない」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に=付(つ)かない[=付(つ)かず・付(つ)かぬ]

他に心が奪われて、その事に身がはいらない。落ち着いて物事処置ができない。手がつかない。
浮世草子好色一代女(1686)四「指貫(ゆびぬき)糸巻も手につかずして」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)旅立「道祖神のまねきにあひて取もの手につかず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手に付かない」の意味・読み・例文・類語

か◦ない

心が他に奪われてその事に集中できない。「うれしくて仕事が―◦ない」

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