手に入れる(読み)てにいれる

精選版 日本国語大辞典 「手に入れる」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 入(い)れる

自分のものにする。
※勝山記‐天文九年(1540)「去れともさくのかをりと申候を御手に入れ候」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉九「赤シャツが、うらなりを遠けて、マドンナを手に入れる策略なんだらう」
相手を自分の思い通りにする。また、相手を籠絡する。
浮世草子好色一代女(1686)四「彼着物をとりて着するを、はや女手に入(いれ)て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手に入れる」の意味・読み・例文・類語

・れる

自分の物にする。入手する。「希覯きこう本を―・れる」「大金を―・れる」
[類語]入手獲得取得拾得既得先取先取り手に入る手中に収める手にする手に落ちる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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