手を束ねる(読み)テヲツカネル

デジタル大辞泉 「手を束ねる」の意味・読み・例文・類語

つか・ねる

腕組みをする。また、傍観する。手をこまぬく。「―・ねて火事を見守る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手を束ねる」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 束(つか)ねる

  1. 手をくんで、手出しをしないことを示して、敬意謝罪恭順の意を表わす。また、両手をそろえて礼をする。
    1. [初出の実例]「貴賤手をつかね、緇素足をいただく」(出典:平家物語(13C前)七)
    2. [その他の文献]〔史記‐春申君伝〕
  2. 腕組みをしたまま、何もしないで見ている。手出しをしない。また、何もできないでいる。手をこまぬく。
    1. [初出の実例]「鬼〈略〉此おこなひ人にあひて、てをつかねて、なくこと限なし」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一一)
    2. 「その様子を見ると、手を束(ツカ)ねて安座してゐられなくなる」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む