手を袖にする(読み)てをそでにする

精選版 日本国語大辞典 「手を袖にする」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 袖(そで)にする

何事もしないでいる。手出しもしないでいる。手をつかねる。手をこまぬく。
※両足院本山谷抄(1500頃)四「謝公ははやうち死だほどに、我も詩を不作 手を袖にしたぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手を袖にする」の意味・読み・例文・類語

そでに◦する

手出しをしないで傍観する。
「―◦して徒に日月を消するのみにて」〈福沢学問のすゝめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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