手前勝手(読み)テマエガッテ

デジタル大辞泉 「手前勝手」の意味・読み・例文・類語

てまえ‐がって〔てまへ‐〕【手前勝手】

[名・形動]自分都合のよいようにばかり考えたり行動したりすること。また、そのさま。自分勝手。「そんな手前勝手意見は通らない」
[類語]勝手わがまま好き自分勝手身勝手得手勝手好き勝手気随気任せほしいまま奔放自由気まま自由自在縦横縦横無尽意のまま思いのまま思い通り自在随意任意ランダム無作為恣意存分ぞんぶん不羈ふきフリーフリーダムリバティー人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中

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精選版 日本国語大辞典 「手前勝手」の意味・読み・例文・類語

てまえ‐がっててまへ‥【手前勝手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 自分の都合だけを考えること。また、そのさま。自分勝手。
    1. [初出の実例]「色の道に目の見へぬ若人共が、手前勝手(テマヘガッテ)成物語を聞て思ひ合すに」(出典評判記・役者略請状(1701)江戸)

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