手短(読み)てみじか

精選版 日本国語大辞典 「手短」の意味・読み・例文・類語

て‐みじか【手短】

〘形動〙 てっとりばやいさま。手軽なさま。簡単。簡略
俳諧ひさご(1690)「こひにはかたき最上侍〈昌房〉 手みじかに手拭ねぢて腰にさげ〈正秀〉」

て‐みじか・い【手短】

〘形口〙 てみじか・し 〘形ク〙 簡略である。簡単である。手軽である。
浮世草子・棠大門屋敷(1705)三「是れ程手みじかう埒のあいた所はないに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手短」の意味・読み・例文・類語

て‐みじか【手短】

[形動][文][ナリ]簡単で短いさま。てっとりばやいさま。「用件だけを手短に話す」
[類語]簡潔簡約簡単単純簡略簡素簡便簡易安直あんちょくシンプル軽便コンパクト

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

咽頭結膜熱

アデノウイルスの感染により、発熱、のどのはれと痛み、結膜炎の症状を呈する伝染性の病気。感染症予防法の5類感染症の一。学童がプールで感染して集団発生するのでプール熱ともいう。...

咽頭結膜熱の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android