手続(読み)テツヅキ

デジタル大辞泉 「手続」の意味・読み・例文・類語

て‐つづき【手続(き)】

物事を行うのに必要な手順。てはず。「正式の手続きを踏む」
あることをするのに必要な、一定順序形式に従った処置。「入学手続きをする」
[類語]順序次第序次手順段取り段階筋道ステップ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手続」の意味・読み・例文・類語

て‐つづき【手続】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事を行なう順序や方法。てはず。手順。
    1. [初出の実例]「そこから二人で手続(テツヅキ)をおぼえて下だっし」(出典滑稽本・八笑人(1820‐49)二上)
    2. 「奸党を宴席に襲ふべきの手続きを尋ね問へば」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
  3. 物事の行なわれた経過。
    1. [初出の実例]「今までの手つづきをくはしく話し」(出典:滑稽本・和合人(1823‐44)二)
  4. 手がかり。
    1. [初出の実例]「もしおつな所から手続(テツヅ)きがあるものぢゃ」(出典:歌舞伎・吉様参由縁音信(小堀政談)(1869)三幕)
  5. その人に関係のある人。ゆかり
    1. [初出の実例]「お宿下りをこせついたり、またその手つづきへ手を出したり」(出典:人情本・英対暖語(1838)二)
  6. ( ━する ) 一定の目的を達するために経過すべき処置。また、それに従って実行すること。
    1. [初出の実例]「旅費其他旅行券は残らず手続き致し置候へば」(出典:婦女の鑑(1889)〈木村曙〉一三)

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