手薄(読み)テウス

デジタル大辞泉 「手薄」の意味・読み・例文・類語

て‐うす【手薄】

[名・形動]
手もとに金銭物品をあまり持っていないこと。また、そのさま。「所持金手薄になる」
人手が少なくて不十分なこと。「手薄な警備」
[類語]少ない少し少しく少少ちょっとちょいとちとちっとちょっぴりいささかいくらかいくぶんやや心持ち気持ち多少若干二三少数少量僅僅わずか数えるほどたったただたかだかしばらくなけなし低い少なめ内輪軽少軽微微弱微微微少僅少些少最少微量ちびちび一つまみ一握り一抹一息紙一重雀の涙鼻の差残り少ないちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪の垢小口ささやか寸毫プチ

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精選版 日本国語大辞典 「手薄」の意味・読み・例文・類語

て‐うす【手薄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 手薄いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「後陣の来着致す迄は武器の準備手薄(テウス)なれば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉三)
  3. 物の厚みが比較的少ないこと。また、そのさま。薄手。
    1. [初出の実例]「極手薄な物でも可いから、内容の聢(しっか)りした〈略〉雑誌にしたい」(出典:煤煙(1909)〈森田草平二一)

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