手記(読み)シュキ

デジタル大辞泉 「手記」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐き【手記】

[名](スル)
自分で書き記すこと。また、その文書手書き
自分の体験やそれに基づく感想を自分で文章に書いたもの。「遭難者手記
[類語]報告論文記録雑報埋め草実録実記記事ドキュメントルポルタージュレポート

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精選版 日本国語大辞典 「手記」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐き【手記】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 自分で書き記すこと。また、その文書。自書手書
    1. [初出の実例]「以て省察して得る所、以て読誦して得る所、以て時に随って手記し、他日の遺忘に備へて」(出典:箚録(1706)序)
  3. 特に、自分の体験などを自分で書き記したもの。
    1. [初出の実例]「自分の、ヒドい放蕩な生活の中から自殺しそくなった経験をぬきとって、高潮だけを手記と云ふ風な形式で書いた」(出典:イボタの虫(1919)〈中戸川吉二〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐公孫述伝〕

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普及版 字通 「手記」の読み・字形・画数・意味

【手記】しゆき

自筆。また、日記など自記の類。〔元史、儒学二、宇文公諒伝〕嘗(かつ)て手記一册を挾(さしはさ)む。其の首に(しる)して曰く、晝爲すれば、(くれ)に則ち之れを書す。其の書くべからざるは、ち敢て爲さず。天地鬼、實に斯(こ)の言を聞けと。

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