手鍋(読み)テナベ

デジタル大辞泉 「手鍋」の意味・読み・例文・類語

て‐なべ【手鍋】

つるのついた鍋。手取り鍋
自分煮炊きをすること。自炊。「手鍋で暮らす」
[類語]土鍋平鍋揚げ鍋中華鍋焙烙ほうろくパンフライパン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手鍋」の意味・読み・例文・類語

て‐なべ【手鍋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. てとりなべ(手取鍋)
    1. [初出の実例]「米を持参、てなへに入候て」(出典:梅津政景日記‐慶長一七年(1612)四月二日)
  3. 人を使わないで、自分で煮たきをすること。
    1. [初出の実例]「手なべでもくらされまい物でもなし」(出典:浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android