才覚(読み)サイカク

デジタル大辞泉 「才覚」の意味・読み・例文・類語

さい‐かく【才覚】

[名](スル)
すばやく頭を働かせて物事に対応する能力知恵の働き。機転。「才覚のある人」
工夫くふうすること。また、すばやく頭を働かせて物事を処理すること。「客の好みに合わせて料理を才覚する」
あれこれ苦心して金や物を手に入れること。工面くめん。「才覚がつかない」「五〇万円ほど才覚する」
学問の力。学識才学
和漢の―の足らぬにぞありけん」〈神皇正統記・後醍醐
[形動ナリ]機転や才知のあるさま。
「―な貧乏神」〈咄・御前男・三〉
[類語]才気才知知力能力力量才能文才手筋手際手腕手並み腕前

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

狐の嫁入り

1 日が照っているのに、急に雨がぱらつくこと。日照り雨。2 夜、山野で狐火が連なって、嫁入り行列の提灯ちょうちんのように見えるもの。[類語](1)狐日和びより・天気雨・雨天・荒天・悪天・雨空・梅雨空・...

狐の嫁入りの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android