打止め(読み)ウチドメ

デジタル大辞泉 「打止め」の意味・読み・例文・類語

うち‐どめ【打(ち)止め/打(ち)留め】

芝居相撲などの興行の終わり。また一般に、物事を終わりにすること。「そろそろ―にしよう」
パチンコで、一定量の玉を出した台の使用を停止すること。
[類語]終わりおしまい終了完了完結終結終焉しゅうえん終末果てし幕切れ閉幕ちょんかんりょうジエンド終わりを告げる終止符を打つピリオドを打つちょんになる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打止め」の意味・読み・例文・類語

うち‐どめ【打止・打留】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 芝居、相撲などの興行の終わり。打ちあげ。また、一般に物事の最後、終わりの意にもいう。
    1. [初出の実例]「是今日のうちとめ、さうほうおたちとあはせける」(出典:浄瑠璃・箱根山合戦(1660)初)
    2. 「はなしは、このていどで打ち留めにして」(出典:小説平家(1965‐67)〈花田清輝〉三)
  3. 布を縫い終わった所で糸を結び、玉を作ること。糸留め。
  4. 茶入れ、茶わんなどを入れる袋の紐を結び、くくり留めたところ。
  5. 取引市場で、立会いを終えること。
  6. パチンコ屋などで、客が一定量の玉を出し終わると、その機械を止めること。
    1. [初出の実例]「この機械は打ちどめです」(出典:三人の小市民(1961)〈北杜夫〉魔王)

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