扱き混ぜる(読み)コキマゼル

デジタル大辞泉 「扱き混ぜる」の意味・読み・例文・類語

こき‐ま・ぜる【扱き混ぜる】

[動ザ下一][文]こきま・ず[ザ下二]2種類以上のものを混ぜ合わせる。「うそとまことを―・ぜて話す」
[類語]混ぜる混ぜ合わせる取り混ぜるき混ぜる掻き回すい交ぜる混ずるまぜこぜ攪拌かくはんブレンドミックス

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精選版 日本国語大辞典 「扱き混ぜる」の意味・読み・例文・類語

こき‐ま・ぜる【扱混】

  1. 〘 他動詞 ザ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]こきま・ず 〘 他動詞 ザ下二段活用 〙 ( 「こき」は接頭語 ) 二種以上のものをまぜあわせる。かきまぜる。元来は、色のついたもの(主として赤系の)を細かにちぎってまぜることをいう。
    1. [初出の実例]「みわたせば柳桜をこきまぜて宮こぞ春の錦なりける〈素性〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・五六)
    2. 「嘘と誠をこきまぜて友だちを欺いて」(出典:蔵の中(1918‐19)〈宇野浩二〉)

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