捧腹絶倒(読み)ホウフクゼットウ

デジタル大辞泉 「捧腹絶倒」の意味・読み・例文・類語

ほうふく‐ぜっとう〔‐ゼツタウ|ハウフクゼツタウ〕【×捧腹絶倒/抱腹絶倒】

[名](スル)腹をかかえて、ひっくり返るほど大笑いをすること。「珍妙な話に―する」
[類語]笑止千万ばかばかしい馬鹿らしい馬鹿臭い詰まらない馬鹿愚か愚かしい阿呆らしい阿呆臭い下らない馬鹿げる愚劣無思慮ぶしりょ無考え浅はか浅薄せんぱく軽はずみ軽率笑い事笑止片腹痛い噴飯物噴飯笑い大笑い高笑い哄笑爆笑呵呵大笑笑い崩れる笑いける笑い転げる吹き出す腹の皮をよじ腹の皮を腹を抱える御中おなかを抱えるおとがいを解く愚にも付かぬへそで茶を沸かすへそ茶聞いてあきれるちゃんちゃらおかしい

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精選版 日本国語大辞典 「捧腹絶倒」の意味・読み・例文・類語

ほうふく‐ぜっとう‥ゼッタウ【捧腹絶倒・抱ハウ腹絶倒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 腹をかかえて、倒れそうになるほど大笑いすること。また、そのさま。→ほうふく(捧腹)
    1. [初出の実例]「衆人一斉抱腹絶倒せしとぞ」(出典:新聞雑誌‐三五号・明治五年(1872)三月)

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四字熟語を知る辞典 「捧腹絶倒」の解説

抱腹絶倒

腹をかかえて、倒れそうになるほど大笑いすること。

[活用] ―する。

[使用例] まだまだ捧腹絶倒な話がある[内田魯庵社会百面相|1902]

[使用例] 先生に説伏されて、一年生として入学した顚末を話すると、驚くほど大声で笑った。〈略〉説明しても、抱腹絶倒はやまなかった[中村光夫虚実|1968~69]

[解説] 「抱腹」は本来は「捧腹」で、大笑いすること。「捧」は抱える意。「絶倒」は笑い崩れること。

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