捨(漢字)

普及版 字通 「捨(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

(旧字)
11画

[字音] シャ
[字訓] すてる・おく・ゆるす

[説文解字]

[字形] 形声
声符は舍(舎)(しや)。舍は、大きな把手のある針で祝を納めた器の(さい)を突き刺し、その呪能を廃する意で、すてる意があり、の初文。はその形声字である。〔説文〕十二上に「釋(と)くなり」という。にまた「釋(お)く」「赦(ゆる)す」の訓があり、釋(釈)・赦はともに声の近い字である。

[訓義]
1. すてる、やぶる、無効にする。
2. おく、さしおく、やめる。
3. ゆるす。

[古辞書の訓]
名義抄 スツ・オク・ワスル・トク・サキ・ヤメテ・ハナツ 〔字鏡集〕 オク・サキ・ワスル・スツ・ヤメテ・トク・キク・サル・ホドコス

[語系]
・舍sjya、釋・赦sjyakは声近く、通用することがある。釋は獣爪((べん))を以て獣屍を裂き解く意で、(えき)はその獣屍の形。赦は罪人を火で祓い清め、殴(う)つ形で、罪刑を赦免する意。解き放ち、赦免する意を以て通用する。

[熟語]
捨恩捨棄捨敬捨札捨施捨手捨寿捨身捨生捨宅捨撤・捨貧・捨
[下接語]
喜捨・棄捨施捨取捨・趣捨・浄捨・趨捨・得捨・捨・宥捨・用捨

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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