捨台詞(読み)すてぜりふ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「捨台詞」の意味・わかりやすい解説

捨台詞
すてぜりふ

歌舞伎(かぶき)演出用語。俳優舞台脚本に書かれていないことを、役の気分に応じて臨機応変にいう簡単な台詞(せりふ)。近代劇におけるアドリブに相当し、とくに世話物では俳優の地芸を示す一つ要素になっている。なお日常語にもなっているが、その場合はやや意味が異なり、別れぎわに相手に投げ付けて去ることばの意。

[松井俊諭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む