採草採貝業(読み)さいそうさいかいぎょう

世界大百科事典 第2版 「採草採貝業」の意味・わかりやすい解説

さいそうさいかいぎょう【採草採貝業】

海藻類貝類を対象とする小規模漁業用途に適した特殊な雑漁具を使うことが多い。
[採草seaweed collecting]
 海藻をとることを主目的とする漁業だが,農林水産統計上は藻類をとる漁業であっても潜水器漁業は除く。水深20mぐらいまでの藻類が対象なので,漁業の規模は小さく,3トン未満の漁船による操業がほとんどである。おもな対象種は,食用とするコンブ,ワカメと寒天原料のテングサ,オゴノリなどである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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