接近連合(読み)セッキンレンゴウ

デジタル大辞泉 「接近連合」の意味・読み・例文・類語

せっきん‐れんごう〔‐レンガフ〕【接近連合】

心理学で、空間的・時間的に接近して経験された表象観念などの心的要素が互いに結びついていること。

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精選版 日本国語大辞典 「接近連合」の意味・読み・例文・類語

せっきん‐れんごう‥レンガフ【接近連合】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] association by contiguity の訳語 ) 心理学で、空間的時間的に経験された二つの表象のうち一方を想起すれば他の一方もそれに連関して想起されやすい現象をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の接近連合の言及

【詩学】より

… 日常言語が何かを伝達するのに対し,詩の言語は言語そのものを志向するという詩的機能の考えは芸術作品の自立の一般原理だが,これも言語学者R.ヤコブソンによって定式化された。彼は散文がメトニミー(接近連合)を,詩がメタファー(類似連合)を志向することを明らかにし,さらに両者が言語の二大原理をなし,文化のタイプにも関係あることを解明した。そのほか,S.エイゼンシテインはモンタージュ論により映画の詩学の道を切り開き,V.Ya.プロップは魔法昔話の一般構造式を定式化している。…

※「接近連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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