デジタル大辞泉 「掻取」の意味・読み・例文・類語 かい‐どり【×掻取】 1 着物の裾が地に引かないように、褄つまや裾を引き上げること。2 《1のようにして着用するところから》打掛小袖うちかけこそで。近世の慣例として、武家の婦人用を打掛、公家の婦人用を掻取という。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「掻取」の意味・読み・例文・類語 かい‐どり【掻取】 〘 名詞 〙① 着物の褄(つま)や裾(すそ)をからげて、裾が地に引かないように引き上げること。また、その姿。[初出の実例]「御かいとりにてきちゃう所へ御まいり」(出典:御湯殿上日記‐文明一八年(1486)八月七日)② ( ①のようにして着用するところから ) 打掛小袖(うちかけこそで)のこと。近世の慣例としては武家方で打掛(うちかけ)と称したのに対して、公家方でもっぱらいったもの。[初出の実例]「正月元日は小家といへども妻子共にかいどりして召仕ふ女子も相応の衣類を著替」(出典:随筆・賤のをだ巻(1802)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例