支持(読み)シジ

デジタル大辞泉 「支持」の意味・読み・例文・類語

し‐じ〔‐ヂ〕【支持】

[名](スル)
ささえもつこと。ささえてもちこたえること。「倒れかかる相手のからだを両手支持する」
ある意見主張などに賛成して、その後押しをすること。「民衆支持を失う」「政府見解支持する」
[類語]賛成同意賛同付和雷同矮人わいじん観場かんじょう雷同便乗聴従適従追随追従驥尾きびに付す下手に出る後塵を拝する人のふんどしで相撲を取る尻馬に乗る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「支持」の意味・読み・例文・類語

し‐じ‥ヂ【支持】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ささえること。持ちささえること。また、ささえつづけること。
    1. [初出の実例]「此滑車は用力の方向を転移するに自在なる用にて、之を梁柱竿頭に施し、以て支持の力を託し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
    2. 「今より若干年を支持すべき船たる定見を著るの一助となるべし」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉後)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝注‐桓公五年〕
  3. 主義、主張、政策などに賛同して、そのあと押しをすること。
    1. [初出の実例]「褒賞報賜の方法を以て善として、支峙する人は皆勧説して曰く」(出典:彼日氏教授論(1876)〈ファン=カステール訳〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「支持」の読み・字形・画数・意味

【支持】しじ(ぢ)

ささえ助ける。漢・劉向戦国策の序〕の子・晉の叔向(しゆくしやう)・齊の晏嬰(あんえい)の如き、君を挾(さしはさ)みてを輔け、以て中國に竝立し、ほ義を以て相ひ持し、~誓以て相ひ救ふ。

字通「支」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android