放蕩無頼(読み)ほうとうぶらい

精選版 日本国語大辞典 「放蕩無頼」の意味・読み・例文・類語

ほうとう‐ぶらいハウタウ‥【放蕩無頼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「ほうとうむらい」とも ) 仕事を持たず、酒色にふけって品行が良くないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「女に似気ない放蕩無頼を致しました悪婆でございまするが」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉九〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「放蕩無頼」の解説

放蕩無頼

仕事を持たず、酒色にふけって品行がよくないこと。

[活用] ―な・―の。

[使用例] 塾法厳にして生徒の放蕩無頼を防ぐに付き取り締まりの行き届たることを言うならん[福沢諭吉学問のすゝめ|1872~76]

[使用例] 放蕩無頼な貴族ドン、ジォワンニが羽飾りのついた帽子を脱ぎ捨て[永井荷風冷笑|1909~10]

[解説] 「無頼」は定職を持たずに、無法な行いをすること。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android