故主(読み)コシュウ

デジタル大辞泉 「故主」の意味・読み・例文・類語

こ‐しゅう【故主/古主】

こしゅ(故主)

こ‐しゅ【故主/古主】

以前に仕えた主人もとの主人。旧主。こしゅう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故主」の意味・読み・例文・類語

こ‐しゅ【故主・古主】

  1. 〘 名詞 〙 その土地の前の領主。また、むかし仕えた主君。もとの主人。旧主。こしゅう。
    1. [初出の実例]「項羽のみ善(よき)地に王として、故主を逐誅したり」(出典太平記(14C後)二八)
    2. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

こ‐しゅう【故主・古主】

  1. 〘 名詞 〙こしゅ(故主)
    1. [初出の実例]「古主(コシウ)今川殿にて、もたざる人衆を、五十騎、彼岡部次郎右衛門に下され」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「故主」の読み・字形・画数・意味

【故主】こしゆ

旧主。

字通「故」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android