敏捷(読み)ビンショウ

デジタル大辞泉 「敏捷」の意味・読み・例文・類語

びん‐しょう〔‐セフ〕【敏×捷】

[名・形動]
動作がすばやいこと。また、そのさま。「敏捷な身のこなし」「敏捷性」
理解判断が早いこと。また、そのさま。
「其智慧すこぶる―にして」〈福沢学問のすゝめ
[派生]びんしょうさ[名]
[類語]敏速敏活電光石火速やか速い素早いすばしこい手早いはしこいさっとちゃちゃとちゃちゃっとさっさとっとと急ピッチ迅速クイックスピーディーハイペース目にもとまらぬ手ばしこい身軽い身軽軽軽かるがる軽快かろやか簡捷かんしょう手早足早早足小走り機敏一瀉いっしゃ千里矢の如しはかばかしいひらりひょいひょいひょいぴょんぴょんぴょんてきぱきしゃきしゃききびきびずんずんついとつっとつとすいとすっとぱっとすたすた

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精選版 日本国語大辞典 「敏捷」の意味・読み・例文・類語

びん‐しょう‥セフ【敏捷】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 動作のすばやいこと。はしこいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「挙動の敏捷にはやいを云ぞ。ぬたにはないぞ」(出典:古活字本毛詩抄(1539)一八)
    2. 「その時の敏捷(ビンショウ)な身のこなしを」(出典マヤと一緒に(1962)〈島尾敏雄〉)
    3. [その他の文献]〔漢書‐酷吏伝・厳延年〕
  3. かしこくて理解や判断が早いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「幼而敏捷、碧岩集百則過目背誦」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)九・興宗明教禅師行状)
    2. 「其智慧頗る敏捷にして」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉五)

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普及版 字通 「敏捷」の読み・字形・画数・意味

【敏捷】びんしよう(せふ)

すばしこい。〔漢書酷吏、厳延年伝〕年、人と爲り短小悍、事に捷なり。

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