世界大百科事典 第2版 「教皇権」の意味・わかりやすい解説
きょうこうけん【教皇権】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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…グレゴリウス9世が当初の審問官に任じたのは,ドミニコ会修道士であり,のちにフランシスコ会修道士も加わった。彼らは異端にたいする闘争を通して,カトリック教会内の教皇権の整備と強大化を推進したことになる。異端審問はしたがって,中世教会における教皇権のあり方と,密接に結びついている。…
…作成の事情に関しては異見が多く,ピピン3世の754年のローマ教会への寄進に関連して,または800年のカール大帝の戴冠を正当化するためにローマで作成されたとする説が有力であるが,9世紀前半フランク王国成立説もある。内容は,コンスタンティヌス1世(大帝)が癩病を時のローマ司教シルウェステル1世(在位314‐35)の洗礼によって治癒してもらったことに感謝して,ローマ司教とその後継者がアンティオキア,アレクサンドリア,コンスタンティノープル,エルサレムの四主教座の上に支配権を有すること,またローマ市を含む全イタリア,西方属州,地区および都市をローマ司教の支配にゆだねることを述べており,教皇権の世俗権,皇帝権に対する優越を主張したものとされる。その偽書たることは15世紀にニコラウス・クサヌスおよび最終的にはバラによって論証された。…
…中世いらい,キリスト教はヨーロッパの社会,政治,文化,思想など,生活の諸分野と密接に結びつき,これを深く規定していたため,この変革と,それを通じて成立したプロテスタンティズムは,ルネサンスと並んで,近代ヨーロッパ世界の形成にとって,重要な意義をもつこととなった(図1,図2)。
[改革の先駆け]
宗教改革の一般的前提をなしたものは,ローマ教皇権の動揺に象徴せられるごとき,中世カトリック教会体制の内部的な構造変化である。カトリシズムは,中世ヨーロッパの封建制度とのからみ合いの中で,一個の巨大な法的・権力的秩序をつくりあげていた。…
※「教皇権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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