文壇(読み)ブンダン

デジタル大辞泉 「文壇」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐だん【文壇】

作家批評家などの社会文学界
[類語]論壇詩壇歌壇俳壇画壇楽壇劇壇

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精選版 日本国語大辞典 「文壇」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐だん【文壇】

  1. 〘 名詞 〙 作家・批評家などの社会。文筆家の社会。文学界。
    1. [初出の実例]「文壇百戦無虚日、硬筆掃紙凜霜鐔」(出典:篁園全集(1844)一・二月十一日蕉園招飲席上分賦十二体得七言古韻)
    2. [その他の文献]〔間情偶奇‐詞曲部・結搆〕

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普及版 字通 「文壇」の読み・字形・画数・意味

【文壇】ぶんだん

文士仲間の社会。文苑。〔明史、文苑三、帰有光伝〕時に王世貞壇にたり。光力(つと)めて相ひ觝排(ていはい)(おしのけ、排斥)し、目(なづ)けて子と爲す。

字通「文」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「文壇」の解説

文壇

野坂昭如による昭和の文壇史。2002年刊行。本作および本作に至る文業により、著者は第30回泉鏡花文学賞受賞

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世界大百科事典(旧版)内の文壇の言及

【日本文学】より

…平安朝の宮廷文化と歌人との関係は,密接であり(勅撰集,日常生活の一部と化した歌),鎌倉時代の武士社会と貴族歌人とは鋭く対立する(《新古今集》)。文学者=僧侶知識人の極端な疎外現象は,大禅宗寺院の内部に階級的な文壇を形成するが,江戸時代になると,儒者=漢詩人は武士社会に,歌舞伎作者や通俗小説の作家は町人社会に,組みこまれる。芭蕉は武士社会から脱落して,町人社会にはまだ組みこまれるにいたらず,社会の周辺部に生きた(旅はその象徴的表現である)。…

※「文壇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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