精選版 日本国語大辞典 「文章」の意味・読み・例文・類語
ぶん‐しょう ‥シャウ【文章】
もん‐じょう ‥ジャウ【文章】
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文がいくつか集まり、かつ、まとまった内容を表すもの。内容のうえで前の文と密接な関係をもつと考えられる文は、そのまま続いて書き継がれ、前の文と隔たりが意識されたとき、次の文は行を改めて書かれる。すなわち、段落がつけられるということであり、これは、書き手がまとまった内容を段落ごとにまとめようとするからである。この、一つの段落にまとめられる、いくつかの文の集まりを一文章というが、よりあいまいに、いくつかの文をまとめて取り上げるときにそれを文章と称したり、文と同意義としたりすることもあるなど文章はことばの単位として厳密なものでないことが多い。これに対して、時枝誠記(ときえだもとき)は、文章を語・文と並ぶ文法上の単位として考えるべきことを主張し、表現者が一つの統一体ととらえた、完結した言語表現を文章と定義した。これによれば、一編の小説は一つの文章であり、のちに続編が書き継がれた場合には、この続編をもあわせたものが一つの文章ということになる。俳句、和歌の一句・一首は、いずれも一つの文章であり、これをまとめた句集・歌集は、編纂(へんさん)者の完結した思想があることにおいて、それぞれ一つの文章ということになる。
[山口明穂]
『時枝誠記著『日本文法 口語篇』(1950・岩波書店)』
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…日常生活では〈文〉と〈文章〉とをあいまいに使うことが多いが,言語学などでは,英語のsentenceにあたるもの(つまり,文字で書くとすれば句点やピリオド・疑問符・感嘆符で締めくくられるおのおの)を文と呼び,文が(あるいは後述の〈発話〉が)連結して内容のあるまとまりをなしたものを文章(テキスト)と呼んで区別する。文とは何かについては,文法学者の数だけ定義があるといわれるほどで,とりわけ日本の国語学では,ただ定義を論じるのみならず,文の文たるゆえんを問おうとするようないささか哲学的な論議も従来から盛んに行われてきた。…
※「文章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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