精選版 日本国語大辞典 「文節」の意味・読み・例文・類語
ぶん‐せつ【文節】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
日本文法の用語で、単語と文との中間にある言語単位をいう。橋本進吉の文法論における用語であるが、学校文法を通じて一般に流布している。橋本によれば、「文節」は、文を実際の言語としてできるだけ多くくぎったもっとも短い一句切(ひとくぎ)れで、たとえば「今日もよいお天気です」という文は、「今日も」「よい」「お天気です」の三文節からなるという。「文節」は一つまたは二つ以上の単語からなるが、文を直接に構成する成分は単語でなく、この「文節」であり、単語が文節を構成し、文節が文を構成するという関係になる。したがって、文の構成は、文節相互の関係として説明され、すべて二つの文節の結合関係に還元されると考えられるが、意味の側からみると、文節の結合したものを一つのものとみて、それが他と結合するとみるべき場合がある。たとえば、「この兄と弟は」は、「兄と」と「弟は」の二文節がまず結合し、これと「この」という文節が結合するとみられる。このように、二つ以上の文節が結合して意味的なまとまりを有するものを、橋本は「連文節」とよび、この「連文節」の概念で文の構造を説明しようとした。
なお、「赤い花が咲く」において、「文節」の考え方では、「赤い」が「花が」を修飾すると説明されるが、「赤い」は「花」だけを修飾しているとみられることなどから、「文節」を構文論の基礎に置くことを疑問視する見方もある。
[山口佳紀]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新