施条(読み)シジョウ

デジタル大辞泉 「施条」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう〔‐デウ〕【施条】

物に筋目をつけること。
銃身砲身の腔内に螺旋らせん状の溝を刻むこと。また、その溝。ライフリング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「施条」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう‥デウ【施条】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物に筋目を付けること。
  3. 銃身、砲身の内腔にらせん状に刻んだ溝。弾丸が通過する際にスピンが与えられ、命中精度と破壊力が高まる。施条溝。腔綫(こうせん)。ライフリング。
    1. [初出の実例]「銅砲は施条の後装式なれども、例して小なる野戦砲なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android