旌旗(読み)せいき

精選版 日本国語大辞典 「旌旗」の意味・読み・例文・類語

せい‐き【旌旗】

〘名〙
はた。〔十巻本和名抄(934頃)〕
太平記(14C後)一「遂に旌旗(セイキ)日を掠(かす)めて宇治勢多にして相戦ふ」 〔戦国策‐楚策・宣王
主義主張
※普通教育論(1892‐93)〈柏木義円〉一「当今人を目的(エンド)として教育するの主義を叫号するものは、是れ我教育界に於ける特種の一旌旗なり」

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デジタル大辞泉 「旌旗」の意味・読み・例文・類語

せい‐き【×旌旗】

はた。のぼり。
「ことごとく漢陣の―を倒し」〈中島敦李陵

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普及版 字通 「旌旗」の読み・字形・画数・意味

【旌旗】せいき

はた。宋・軾〔赤壁の賦〕其の州を破り、江陵を下り、れに順ひて東するに方(あた)りては、舳艫(ぢくろ)千里、旌旗(おほ)ふ。

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世界大百科事典内の旌旗の言及

【旗】より

…千葉常胤(ちばつねたね)が奥州追討にあたり源頼朝に献上した旗は,1丈2尺2幅で,その上部に伊勢大神宮,八幡大菩薩,下部に鳩2羽が白糸で縫いとられていたという(《吾妻鏡》)。旗指物【西垣 晴次】
[中国]
 〈はた〉を通称して,旗(き)あるいは旌旗(せいき)などというが,もともと〈旗〉〈旌〉ともに〈はた〉の一つの種類を表す語である。各種の旗を示す漢字は,もとよりこれにとどまらないし,金文の図象文字にも数多くみられる。…

※「旌旗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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