日比谷公会堂(読み)ヒビヤコウカイドウ

デジタル大辞泉 「日比谷公会堂」の意味・読み・例文・類語

ひびや‐こうかいどう〔‐コウクワイダウ〕【日比谷公会堂】

日比谷公園内にある公共施設音楽会講演会などに利用される。昭和4年(1929)建造

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「日比谷公会堂」の意味・わかりやすい解説

日比谷公会堂
ひびやこうかいどう

東京の日比谷公園にある伝統的な市民ホール。1929年(昭和4)、安田財閥を創立した安田善次郎寄付金により東京市政会館に付設して創設された。第二次世界大戦前はもとより、戦後も十数年は数少ない公演ホールとして、日本の時代の流れを代表するような、交響楽団の定期演奏会、その他のコンサート、講演会、演説会などの数々が催された。戦後の1960年(昭和35)社会党委員長浅沼稲次郎が右翼少年の手で刺殺されたのも、この公会堂である。客席は1、2階で、収容人員は2074。

[梶 龍雄]

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デジタル大辞泉プラス 「日比谷公会堂」の解説

日比谷公会堂

東京都千代田区にある多目的ホール。1929年開館。カラヤンなど、著名な音楽家の演奏会を数多く開催。1960年には、浅沼稲次郎社会党委員長刺殺事件の舞台となる。2016年4月より、耐震強化工事のため休館

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