昂然(読み)コウゼン

デジタル大辞泉 「昂然」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぜん〔カウ‐〕【×昂然】

[ト・タル][文][形動タリ]意気の盛んなさま。自信に満ちて誇らしげなさま。「昂然と胸を張る」「昂然たる口ぶり」
[類語]誇らか揚揚得得得意鼻高高誇らしい鼻が高い肩身が広い時を得顔したり顔自慢顔自慢たらしい会心胸を張る得意満面得意顔勝ち誇る肩を張る肩で風を切るこれ見よがし有頂天優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるうぬぼれるのぼせるひけらかすあごをなでるどや顔所得ところえ手柄顔おご肩肘かたひじ張る天狗になる見得を切る大見得を切る高ぶるいい気誇示見せつける

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精選版 日本国語大辞典 「昂然」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぜんカウ‥【昂然・高然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 意気さかんなさま。誇らしげなさま。
    1. [初出の実例]「正しく持誦する次でに忽に一人の梵僧昂然(カウセン)として室に入りて曰く」(出典私聚百因縁集(1257)五)

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普及版 字通 「昂然」の読み・字形・画数・意味

【昂然】こう(かう)ぜん

首をあげて傲るさま。唐・韓孟郊〔闘鶏、聯句〕大昂然として來(きた)り 小竦(すく)みて待つ(

字通「昂」の項目を見る

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