映え(読み)ハエ

デジタル大辞泉 「映え」の意味・読み・例文・類語

はえ【映え/栄え】

照り輝くこと。また、見た目にりっぱであること。他の語と複合するときは、一般に「ばえ」となる。「夕―」「着―」
「月もひときは―あるやうにて」〈笈日記
栄え)輝かしい名誉。ほまれ光栄。「―ある優勝を手にする」
[類語]名誉誉れ栄冠栄光栄誉光栄光輝栄名声誉盛名令名英名勇名雷名威名佳名驍名ぎょうめい高名嬌名きょうめい好評有名著名名うて誇り面目めんぼく名利余栄家名いさお勲功巨歩偉功殊勲誉望雷名功名功成り名遂げる死に花死に花を咲かせる

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精選版 日本国語大辞典 「映え」の意味・読み・例文・類語

はえ【映・栄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はえる(映)」の連用形名詞化 )
  2. 見た目によいこと。ぱっとして引き立つこと。はなやかさ。つや。光彩
    1. [初出の実例]「御袴着のほども、いみじき心をつくすとも、かかる深山隠れにては、なにのはへかあらむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)薄雲)
  3. ほまれ。光栄。面目
    1. [初出の実例]「北の方はえありてうれしと思ふ」(出典:落窪物語(10C後)二)

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