春泥(読み)シュンデイ

デジタル大辞泉 「春泥」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐でい【春泥】

春の、雪解け霜解けなどによってできたぬかるみ。 春》「―を人罵りてゆく門辺虚子
[補説]書名別項。→春泥

しゅんでい【春泥】[書名]

久保田万太郎小説。昭和3年(1928)1月から4月にかけて大阪朝日新聞連載

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「春泥」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐でい【春泥】

  1. 〘 名詞 〙 雪や霜などのとけた、春のぬかるみ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「春泥空汚苔階上、未巣辺却退飛」(出典:寛斎先生遺稿(1821)二・新燕)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐陪裴使君登岳陽楼詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「春泥」の読み・字形・画数・意味

【春泥】しゆんでい

雪どけ

字通「春」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android