日本大百科全書(ニッポニカ) 「春風亭柳枝」の意味・わかりやすい解説
春風亭柳枝
しゅんぷうていりゅうし
落語家。
[関山和夫]
4代
(1868―1927)本名飯森(いいもり)和平。初代鶴枝(かくし)門下から3代柳枝門に移り、枝雀(しじゃく)、都川扇之助、さん枝、柏枝(はくし)、小柳枝を経て4代目襲名。1921年(大正10)門弟に5代を譲り、華柳(かりゅう)となる。『柳枝落語集』(1911)を残す。
[関山和夫]
7代
(1893―1941)本名渡辺金太郎。5代左楽門。柳亭左太郎、楓枝(ふうし)、痴楽(ちらく)、芝楽(しばらく)から7代目襲名。俗に「えへへの柳枝」という。
[関山和夫]
8代
(1905―59)本名島田勝巳(かつみ)。音曲師柳家枝太郎の子。4代門下。枝女太(しめた)、睦の太郎、柏枝、芝楽を経て8代目襲名。
[関山和夫]
『『八代目春風亭柳枝全集』全1巻(1977・弘文出版)』