昨今(読み)さっこん

精選版 日本国語大辞典 「昨今」の意味・読み・例文・類語

さっ‐こん サク‥【昨今】

〘名〙 現在に近い過去から、現在を含めて漠然という。きのうきょう。このごろ。近ごろ。
明衡往来(11C中か)上本「昨今依堅固御物忌、令籠居給之由云云」
青年(1910‐11)〈森鴎外二三「昨今(サクコン)松さんといふ絆纏着の兄いさんに熱くなって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「昨今」の意味・読み・例文・類語

さっ‐こん〔サク‐〕【昨今】

きのうきょう。きょうこのごろ。ちかごろ。現在に近い過去から現在までを含めて漠然という。「昨今の世界情勢」
[類語]此の頃このところこの節近ごろ当今当節最近近時近年近来頃来けいらい頃日けいじつ時下今節

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「昨今」の読み・字形・画数・意味

【昨今】さくこん

近来。

字通「昨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

激甚災害

地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...

激甚災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android