出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…クッターH.Kutter,C.ブルムハルトの影響を受け,バルトらとともに〈弁証法神学〉の運動を始めた。同運動のための1922年発刊の雑誌《時の間》にも共同編集者として加わった。30年からバーゼル大学教授として勤務するかたわら,同地のミュンスター教会牧師。…
…それはさらに根本的に書き改められて,22年に再版されるが,これが大戦後の神学界に強烈な影響を与え,やがて〈弁証法神学〉という名で呼ばれる新しい神学運動の出発点となる。 21年にバルトはゲッティンゲン大学に招かれて,神学教師としての道を歩きはじめるが,22年にトゥルナイゼン,メルツG.Merzと共同編集で雑誌《時の間》を発行。バルトはこれに次々と有力な論文を発表して,その思想を展開していった。…
…F.ゴーガルテンはこれに共鳴して《我は三一の神を信ず》(1926)を著し,E.ブルンナーは《神秘主義と言葉》(1924)を著した。さらにE.トゥルナイゼンやメルツG.Merz(1892‐1959)も加わって,1922年に雑誌《時の間》を刊行した。 しかしやがてゴーガルテンは民族性重視に傾いて脱落し,ブルンナーは自然神学の問題で渡り合い,R.K.ブルトマンは実存論的解釈学を主張して別れ,バルトのもとに最後まで残った盟友はトゥルナイゼン一人であった。…
※「時の間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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