暗闘(読み)アントウ

デジタル大辞泉 「暗闘」の意味・読み・例文・類語

あん‐とう【暗闘】

[名](スル)
表立たない形で、ひそかに争うこと。裏面での争い。「委員長椅子をめぐる暗闘
歌舞伎の、だんまり
[類語]喧嘩いさか争い紛争闘争立ち回り大立ち回り抗争争闘共闘ゲバルト

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精選版 日本国語大辞典 「暗闘」の意味・読み・例文・類語

あん‐とう【暗闘】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おもてむきは対立しないで、かげで争うこと。裏面での争い。
    1. [初出の実例]「校長と教員との間に随分烈しい暗闘があると聞いて居たが」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉一五)
  3. 歌舞伎で、登場人物がせりふなしで暗中でさぐりあい、立ち回りをする所作。だんまり。

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