暢達(読み)チョウタツ

デジタル大辞泉 「暢達」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐たつ〔チヤウ‐〕【×暢達】

[名・形動](スル)のびのびしていること。また、そのさま。「暢達書風
「其実力の蘊蓄うんちく一たび―せば」〈雪嶺真善美日本人

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精選版 日本国語大辞典 「暢達」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐たつチャウ‥【暢達】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) のびそだつこと。また、のびのびしているさま。のびやか。
    1. [初出の実例]「憶亀山雑言、真情暢達」(出典日本詩史(1771)一)
    2. 「其実力の蘊蓄一たび暢達せば」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の能力)
    3. [その他の文献]〔呉越春秋〕

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普及版 字通 「暢達」の読み・字形・画数・意味

【暢達】ちよう(ちやう)たつ

のびやかにゆきとどく。明・宋濂東陽の馬生を送る序〕東陽の馬生君則、太學に在ること已に二年。輩甚だ其の賢なるをす。~生、人の子なるを以て余に(えつ)し、長書(つく)りて以て贄(し)と爲す。辭甚だ暢なり。

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