暴君(読み)ボウクン

デジタル大辞泉 「暴君」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐くん【暴君】

人民を苦しめる暴虐な君主
ひとり横暴に振る舞う者。「家では暴君ぶりを発揮する」
[類語]名君明君幼君暗君亡君

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暴君」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐くん【暴君】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暴虐な君主。人民をしいたげる乱暴で無道な君主。
    1. [初出の実例]「心の安く静なる事は山の定れるがごとく、暴君(ボウクン)汚吏も志を奪ことあたはず」(出典翁問答(1650)下)
    2. [その他の文献]〔孟子‐滕文公・上〕
  3. 勝手気ままにふるまう横暴な人。
    1. [初出の実例]「坊ばは其位な事で辟易する訳がない。坊ばは暴君である」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)

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普及版 字通 「暴君」の読み・字形・画数・意味

【暴君】ぼうくん

無道な君。

字通「暴」の項目を見る

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