書斎戯曲(読み)しょさいぎきょく(その他表記)closet drama

翻訳|closet drama

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「書斎戯曲」の意味・わかりやすい解説

書斎戯曲
しょさいぎきょく
closet drama

上演を目的としないで,読むために書かれた戯曲ドイツ語のレーゼドラマ Lesedramaに同じ。ローマセネカ悲劇をはじめとして,イギリスではシェリーの『プロメテウスの解縛』 (1820) ,バイロンの『マンフレッド』 (17) ,ドイツでは L.ティークの『聖ゲノフェーファの生と死』 (1799) ,F.シュレーゲルの『アラルコス』 (1802) などロマン主義の作品が多い。日本では北村透谷の『蓬莱曲』 (91) が有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む