最初(読み)サイショ

デジタル大辞泉 「最初」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょ【最初】

いちばんはじめ。「物事最初が大切だ」「最初だれかと思った」⇔最後最終
[類語]第一初め一次原初嚆矢手始め事始めまず優先一番真っ先初発先頭いの一番トップゼロベースしょぱな先立ち当初初期初頭始期早期初葉劈頭へきとう冒頭出出でだ滑り出し初手出端ではなはなはし口開け取っ付きあたまのっけスタート取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口皮切り第一歩第一声始まり始まる始める発端端緒濫觴らんしょう権輿けんよ起こりとば口取っ掛かり開始幕開き開幕立ち上がり口切り最優先何をおいても何はさておき何はともあれ口火を切る先ず以て

さい‐そ【最初】

《「そ」は「しょ」の直音表記》「さいしょ(最初)」に同じ。
「―に出でて諸矢しつ」〈かげろふ・下〉
したり顔なるもの、正月ついたちに―にはなひたる人」〈・一八五〉

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精選版 日本国語大辞典 「最初」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょ【最初】

  1. 〘 名詞 〙 物事の一番はじめ。初手。最始。さいそ。
    1. [初出の実例]「われすなはちその㝡初のくだりのはての仏文字なり」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)二月二九日)
    2. 「最初(サイショ)は其様にもおもやせなんだが」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
    3. [その他の文献]〔倶舎釈論‐二一〕

さい‐そ【最初】

  1. 〘 名詞 〙さいしょ(最初)
    1. [初出の実例]「さいそにいでて諸矢しつ」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

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普及版 字通 「最初」の読み・字形・画数・意味

【最初】さいしよ

最も初め。

字通「最」の項目を見る

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