最少(読み)サイショウ

デジタル大辞泉 「最少」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょう〔‐セウ〕【最少】

いちばん少ないこと。「最少人数」⇔最多
いちばん若いこと。最年少。⇔最長
[類語]少ない少し少しく少少少数少量僅僅きんきんわずか数えるほど少なめ軽少微微微少僅少きんしょう些少さしょう微量一つまみ一握り一抹紙一重すずめの涙残り少ないちょっとちょいとちとちっとちょっぴりいささかいくらかいくぶんやや心持ち気持ち多少若干二三たったただたかだかしばらくなけなし低い手薄内輪微弱ちびちび一息鼻の差ちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪のあか小口ささやか寸毫すんごうプチほのか幾ばくせいぜいたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる心ばかりしるしばかり形ばかり軽微

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精選版 日本国語大辞典 「最少」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょう‥セウ【最少】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ある範囲うちで、最も少ないこと。いちばん少ないこと。
    1. [初出の実例]「神は最少の希望と最低の条件に甘んじてひたすら安らかに世を生きて行かうとした一人の善良なる男の生命を奪った」(出典:地に頬つけて(1915)〈谷崎精二〉五)
  3. 最も若いこと。最小
    1. [初出の実例]「今昔、〈略〉一人の長者有り、湏達と云ふ。最少の女子有り、名を蘇曼と云ふ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二)

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