最終(読み)さいしゅう

精選版 日本国語大辞典 「最終」の意味・読み・例文・類語

さい‐しゅう【最終】

〘名〙
① 最も終わりであること。いちばん終わり。最後。しまい。
舎密開宗(1837‐47)内「青紅脉錫布は煮了て最終に加る滷中に硫酸銕液を加フれは曹達に因て黒酸化銕を生す」
破戒(1906)〈島崎藤村〉一九「僕に取っては是が最終の宿直だ」
② ある運転系統で、その日最後の列車電車バスなど。⇔始発
不連続殺人事件(1947‐48)〈坂口安吾〉一八「いずれも最終が七時前後に到着する」

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デジタル大辞泉 「最終」の意味・読み・例文・類語

さい‐しゅう【最終】

いちばん終わり。「いよいよ最終局面を迎える」「最終目標」⇔最初
その日、最後に運行されるバス・電車・汽車飛行機など。「最終に間に合う」
[類語]終わりしまい最後ラスト末尾どん詰まりおしまい終了終結終焉しゅうえん終末果てし幕切れ閉幕打ち止めちょんかんりょうジエンド結末結び締めくく結尾掉尾とうび・ちょうび終局終幕大詰め土壇場どたんばエンディングフィニッシュフィナーレ

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普及版 字通 「最終」の読み・字形・画数・意味

【最終】さいしゆう

最末

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