月中(読み)ツキナカ

デジタル大辞泉 「月中」の意味・読み・例文・類語

つき‐なか【月中】

月の中ごろ。中旬。つきなかば。

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精選版 日本国語大辞典 「月中」の意味・読み・例文・類語

げっ‐ちゅう【月中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 月のなか。
    1. [初出の実例]「日面仏・月面仏、おなじく月中なるべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)都機)
    2. [その他の文献]〔五経通義〕
  3. 月光のさすところ。月下
    1. [初出の実例]「二客携琴松下来、孤舟移棹月中回」(出典:蕉堅藁(1403)題扇面画)
  4. その月のうち。月の内。げつない。

つき‐なか【月中】

  1. 〘 名詞 〙つきなかば(月半)
    1. [初出の実例]「彼岸の中日、正月七月の月末に在年もあり、二月八月の或は月首或は月中月末に当る年もある故に」(出典:今昔較(1874)〈岡三慶〉下)

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